ベートーベンのソナタを考える
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recordsjp さんより動画お借りしました。
ベートーベンのソナタを考えてみたいと思います。
ピアノを始めて何年かしてだんだん徐々に上達し、それなりに弾くことが出来るようになると、難しい曲を弾いてみたくなってきます。
ソナチネの次はソナタというお決まりのパターンになります。ハイドンやモーツァルトから始めてやがてベートーヴェンのソナタに挑戦することになります。
ピアノをやっていれば、皆同じようにこの王道をたどることでしょう。
一方、相当数の音楽大学でもベートーベンのソナタを入学試験の課題曲としているようです、なぜソナタを課題としているのか、という疑問に対してはかなり長い答えが必要だと思いますが、簡単にいえば、ソナタはテクニックもさることながら音楽的にも多様性に富んでおり、受験生の力を判断するには最適の課題だからということになるのではないでしょうか。
では、ソナタを攻略するにはどうすればよいでしょうか。敵に勝つにはまず敵をよく知ることが大切だといわれますが、ソナタについても同様で、ソナタとは一体いかなるものなのかをよく知ることが必要だといえます。
そこで、具体的な作品の考察に入る前段階として、ソナタとは何かということについて考えてみたいと思います。まず、ソナタとソナタ形式は別のものであることを頭に入れてみてください。