ピアノ上達法 短期間でマスターする方法

ピアノを短期間でマスターする動画を集めてみました、上達法ならこの動画

五本の指の独立

どのような曲を弾くにも五本の指の独立は必要不可欠な条件の一つです。特にポリフォニックな音楽を演奏するときには五指の独立が出来ていることが前提となります。

例えば、バッハのフーガなどがそのよい例でしょう。ポリフォニックな音楽は複数の声部が組み合わさって成立していますので、片手で同時に複数のメロディを弾かなければならないこともしばしばです。その時、各声部の音の長さを正確に保ち、同時にそれぞれの声部の音色の違いも表現しなければなりません。。そんな時、指同士がお互いの動きの影響を受けていたのでは、声部の分離はとても望めなくなってしまいます。

では、どのようにすれば五指の確立が可能になるのでしょうか?
そのためには、指の付け根の関節の強化がまず必要なのです。各指が他の指の影響を受けず、に動くためには付け根がしっかりしていなければなりません。もちろん、それぞれの指の長さには違いがあり、また強さも異なっています。特に第4、5指は本来弱い指です。したがって、それをトレーニングによって強化し、独立に導いてやらなければなりません。

その一例としてエチュードを使用するのも良い方法です。使用頻度の高いものとしてはピシュナ、ドホナーニなどがあります。しかしこれらはいずれも練習方法をよく考えておこなわないと、かえって逆効果になってしまいます。

脱力し、リラックスした状態で、良いフォームを保ち、注意深く音を聞きながらゆっくり集中して練習してください。しかし、何よりも優れたエチュードはバッハなのですが・・・・

黒鍵 ショパン エチュード 第5番~上手にタッチするには

黒鍵を上手にタッチするには

 

黒鍵盤はその構造上、ピアノを弾いているときに指をはずしやすいものなのですが、それを外さず上手にに弾くには指のタッチの角度を変化させるなど工夫する必要があります。

具体的には指を伸ばし気味に弾くか、あるいは立てて弾くかです。指を伸ばし気味に弾いたときは指の黒鍵に触れる面積が広くなり、意外とはずしにくくなります。反対に、立てて弾くと、触れる面積が狭くなり、はずす確率が高くなります。音色的には伸ばした方が柔らかく、立てると鋭くなります。どちらの方法も、一長一短がありますので、どちらの方法が自分が出そうと思う音色や曲想にあっているかを見極めてみてください。

ayaklne さんより動画お借りしました

基本的で理想的な指・手のフォーム?

理想的な指・手のフォーム 

ピアノ初心者の為に使用される教則本の一番初めのページには、必ずと言っていいほど理想的な手のフォームの写真や図が掲載されています。

初めてピアノを習う子供たちはその画像を見て真似して始めるのです。しかし、注意すべきことはすべての音型をそのフォームで弾けるわけではなく、手や指の形というものはその時に弾いている音型によって自在に変化していくという事なのです。あくまで基本中の基本という事を覚えていなくてはなりません。

もちろん教則本に載っているフォームを否定する気はまったくありません。むしろ、その大切さはわかっているつもりです。それだけでなく、基本的にそのフォームをマスターしていないと他のフォームも出来ないとさえ思っています。それには訳があります。

基本的なフォームと呼ばれているものは最も無駄な力が抜けている状態であり、それ以外のフォームにはどこかしらに力が入っている可能性が高いからです。ピアノを弾くテクニックの基本中の基本が「脱力」であることを思い起こせば、基本的な手のフォームの大切さも理解できるというものではないでしょうか。

 

 Rie Fukuda さんより動画お借りしました。

皆さんこんにちは、福田音楽教室講師のふくだりえです。

今日は手の形と指の強化とを皆さんにご紹介いたします。
まず、手をグーにしてみてください。そうすると、手の甲にこのように筋が出てきます。そして、ここをかき出すような感じで反対側の手でこうです、こうです。

 

そうすると、指が丸くなってピアノを弾くのにいい感じの形になります。反対側の指も同じように、かき出すようにしてみてください。そうするこの指の形も同じように良い感じの指のフォームが出来上がります。

ピアノ初心者でも千本桜は弾けるのか!?

kenshiro sakamotoさんより動画お借りしました

 

どうもこんにちは

今日は、これ、千本桜のピアノの楽譜なんですけど。
千本桜とい追えば、吉野の千本桜や義経千本桜が有名ですが、そんなことは知ってるよという方も多いとは思いますが、ここでは、黒うさPによる、VOCALOID「初音ミク」のオリジナル曲
千本桜を意味します。中年以降の年輩者は良くわからないとは思いますがそういう事です。

で、とりあえず、その千本桜の楽譜を入手したので、僕、ピアノの初心者なんで、全然ピアノの事はわからないんですけど、今日はちょっとこれを弾く練習してみたいなと思っています。

楽譜には色々と書いてあって、優しいピアノとか上級編?とか連弾とか書いてあるんですけど、僕はちょっとわからないんですけど、「上級編」をちょっとやってみたいと思います。

なんか、これ黒い文字がいっぱい並んでます(音符ですね)楽譜、やばい、全然読めない。

多分、一番下の線が多分「ミ」なんですよ。

ソ・ラ・シ・ド・レ

右手がファ・ラ・レ?

で、えっと、これで、こっちの手は

ちょっとよくわからない、んん

時間がかかりそうなので、ちょっとだけ数分だけ後ろで練習してみます。

経過を見て、またちょっと弾いてみますね。

ちょっとだけかじってみたんですけど、少しだけ弾けるようになったので、練習の成果を見てもらいたい。

どうかな~上手く弾けるかな~?

じゃ、ちょっと弾いてみます。

 

坂本龍一「戦場のメリークリスマス」解説

 

   

ドビュッシー サティ ラヴェルから
「戦場のメリークリスマス」へ


たとえばみんな聞いたことあるかな?
これね、こもう最初っから、たとえばそうですね

一種これは間違った和音とも言えるんですよね。

これがメロディーですよね、だからこんな和音でも良いわけなんです。

戦場のメリークリスマスの一小節目を見てみましょう。
このメロディーに組み合わせる和音を伝統的な西洋音楽の規則にのっとった場合の例として坂本さんが弾いたのがこちらです。

メロディーを印象づける「ミ」の♭が和音にも含まれています。このような和音を選ぶと全体が落ち着いた響きになります。

一方、実際の曲で使われている和音はこのようになっています。

メロディーを印象づける「ミ」の♭は和音には含まれていません。

なぜ坂本さんはこれらの音を選んだのでしょうか?

 

わざと、こういう和音の上に、こう来てるわけですね。それが、一緒に響くとこういう音になります。これはさっき言った、これが13でこれが7です。

そうすると、一緒に鳴らすと、こういう音になるんです。
その響きをわざと使ってるんですね。


この和音の最も低い音、「ソ」の♭に対してメロディーを印象づける「ミ」の♭は13度の音です。さらにメロディーの中のもう一つの音「ファ」は「ソ」の♭に対して14度の音ですが、これは7度の音の1オクターブ上なので7度と見なされます。つまり、この和音はメロディーで使われている音が7度、13度となるように選ばれているのです。

続いて2小節目を見てみましょう。

じゃ次の音は、こうなりますけれども
これは、さっき言った9番目の9の和音です。で、その上に、実はこの音がですね9、11、13また出てきました13の音です。だから、こういう響きが全体としてはすると


2小節目でも和音の最も低い音、「ラ」の♭に対して右手のメロディーの中の「ファ」が13度の関係になっています。

で、3小節目
これは、その上にやっぱり含まれていない音があります。で全体としてはこういう響きになります。そうするとこれってのは、ちょっと日本やちょっと前に聞いた、ガムラン音楽のような響きと共通性があるということで、少しアジア的な響きになる。だけど、その下には割とはっきりとヨーロッパ的な和音が支えていると、いうことになります。

それで、ずっと同じメロディー繰り返しても面白くないので、少し変化を付けようと、変化が来ますね、この最初のこれ、今まで出てこなかった響きですよね、だったのが、これになります、これは、何を隠そう、9の和音、これは9の和音全部使ってます。ただ、その手前までは抜いてたのがここで初めてぶつかっちゃうと、ここで少し変化が来ます。こっちも同じく9の和音、また9の和音、

さ、ここでまた変化が来ます、これは今まで出てこなかった和音、ですね。

えー、分解すると7,9,11と。ここが11、つぎは13です。
だから9、13、でしかも、この13の音は、この全体の長である変ロ短調に使われている音ではありません。変ロ短調は「レ」が♭になりますよね、ところが今使った13の音は、なんとその半音上のナチュラルな音です、でも一緒にやっちゃうとこんなにぶつかっちゃう。わざと、また戻ります。というような変化を付けると。いう事でいかがでしょう。

直接的にこの部分とか、ラベルのこの部分とかという訳ではありませんけど。
アメリカのジャズのピアニストのビルエバンスが影響を受けたのと似たような感じで、僕も全体として、彼らが追及した和音の面白さ、和音の豊かさ、そのパレットを増やした。のを、僕も受け継いで、影響を受けてこういう曲を作っているという事です。

最終的に、ドミソとソシレっていう風なですね、こういうガッチリした枠を事由にフレキシブルにするようにしていった。って言う流れはありますね。

それは、また大事なところで、変ロ短調の曲なんですが、本来であればその曲っていうのは、長の主和音からトニックの和音から始まるべきなのに、わざとサブドミナントと言いまして、ここから始まってる。
だから前に聞いたドビュッシーなどにちょっと似ていて、頭だけ聞いたんでは何の調なのかわかんない、ということになるわけです。それも調があいまいになる一つの効果ですね。

ポリポリポリ

という訳で、だからビルエバンスなり、あるいは坂本龍一なり、今に至るまでこういうその19世紀の末から20世紀の頭に、フランスでドビュッシーとかサティーとかラベルとかいう人が、今までの固いガッチリした構築の枠を外して、自由な音楽をやってみようと、そうするとすごく浮遊する豊かな和音が出てきたり、場合によっては音楽の外にあると思われてきたノイズとかも音として面白かったり、そういうのが開けてきた、その多きいい影響の元にあるって言うかな。延長上にあるとも言えるんじゃないでしょうか。