ピアノが上手になるには？

誰もが上手にピアノ弾きたいと思っているでしょう。じゃ、上達の早道はあるのかな？とふつう考えてしまいますが答えは簡単。

早道はありません。

何事も1つのことを極めるには絶え間ない努力が必要なわけで、これは並大抵のことでは無いのです。

途中でかなりの人たちというか、ほとんどが挫折していきます、
だからといって努力さえしていれば良いかというとそうでもなく、間違った方法で努力してもほとんど効果は期待できないのです。

その辺でずいぶん遠回りをしてしまった人も多いような気がします。

ではどうすればよいのでしょうか大事なポイントを箇条書きにしてみました。

1、上質のテクニックを身につける
2、良い耳を持つ
3、想像力を養う
4、楽器としてのピアノに興味を持ちその構造を知る

日本ではテクニックと言うと「大きな音で早く間違えずにピアノをひくための技術」と思われて行きましたがこれは大きな誤りです。
もちろんピアノテクニックはスポーツに共通するもの、訓練は欠かせませんが
単純なことの反復訓練もかなり大事です。

また、機械的な正確さも欠かせない要素となります。しかし音楽におけるテクニックは音楽表現という大きな目的のために必要とされるものであり決して曲芸を可能にするものでは無いはずではないでしょうか？

あくまでも芸術的に奉仕するおまけ的なものがテクニックだと考えている演奏家もいます、近年ピアニストのテクニックは驚異的に進歩しもう限界にまで出しているのではないかとさえ言われていますが本当にそうでしょうか？

もしそれが本当なら芸術表現も人類史上最高のレベルに達していると考えるのが普通でしょう。しかし昔の大音楽家演奏家たちが残した録音に触れるとそこには聞くもに大きな感動を与える何かが秘められています。

現代最高のテクニックをプレイする若いピアニスト、特にコンクールなどに登場する人たちでさえ到底及ばない何かがそこにはあります。