ピアノ 耳コピの方法、コツとやり方
anarchy430 さんより動画お借りしました
ピアノ 耳コピの方法、コツとやり方(音の推測)
こんんちはー。
今回はピアノ 耳コピに自信のない方の為に、自分なりの方法、コツとやり方をまとめてみました。
いくらアレンジが良くても、コードが間違っていると、作品全体の信用(クオリティー)に関わります。
アレンジが派手でなくても、複雑でオシャレなコードが上手く表現できていると、それだけで安心感がありますよね。
では早速みていきます
複雑なコードの聞き取り
お題は サクラ大戦3のオープニング曲(OP) 「御旗のもとに」冒頭部分です。
音量に注意しながら一度聞いてみましょう。
ティンパニの後のこの6つの大きな塊を聞き取っていきます。
この音を聞き取るにはこの以下の方法があります
①一つずつ推測
②編集ソフトで加工、聞きやすくする
③事前に色々なコードの響きを頭に入れ、それと合致させる
②は正確性があり、③は楽なのが大きなメリットです。
しかし今回はまず①の方法をとって見たいと思います。
もう一度聞いてみます。
実は①②④⑥つめの塊はよくつかわれるコードのため、知っていればすぐにわかります。
知らない人も上の和音は何となく聞こえたのではないでしょうか。
聞こえない人は正統派の明るい音が鳴ってる、くらいのイメージで大丈夫です。
問題はここからです。
この3つの音が聞き取れたからと言ってバス音をきめつけてしまう
①はファ♯、②はシだろうと決めつけてしまうのは間違いの元になります。
次は順に低温の推測、聞き取る作業に移ります。
3つめ、5つ目は少し特殊なので後に回します。
1つめの音をよく聞いてみると、綺麗な響きではないことがわかります。
これによって、上で使われている和音の合成音ではないことがわかります。
そして、濁った響きではないため、低音の濁りを生む音ではないこともわかります。
以上の条件から、この4つに絞ることが出来ました、ここから一つずつ鳴らして確かめます。
確かめ方としては、判るところだけ鳴らしてみて、原曲に一番近かった物が正解になります。
このことから、正解はソ♯であることがわかります。確証が持てない場合は、ソ#であることを前提として、塊からソ#を聞き取ってみようとすれば、見つけることが出来ると思います。
続いて二つ目
特徴をあげてみると、一つ目と似た感じの響きで、濁りもなく構成音ではないことがわかります。
そこで、過程として先ほどと同じ音程にあたるものをあてると合致することがわかります。
四つ目も同じ理由で合致、六つ目はかなり頻度が高い和音なので聞き取りは簡単だと思います。また、持続が長いのでわかりやすいです。
では、三つ目について同じように特徴を見ていきます。
少し濁っており、バス音が下から上がっているのがわかります。
また、バス音の規則性から、ちゅうかんであるファが#である予測がたてられます。
この二つのうち濁っているファの#であると仮定し、聞いてみると合致することがわかります。
五つ目も三つ目と似た響きです。先ほどと同じ音程でとってみると合致しますが、確証が持てません。
そこでベース音に耳を向けてみると、五つ目と六つ目が近い音、かつ六つ目で落ち着いているように聞こえるので、この音程は2度前後だと推測できます。
この付近だと2の♭に、ファのあたりですが、2の♭以外に濁りは出ないので2の♭で正しいということになります。
原曲と合わせて聞いてみます。
実際は3連符になっており、もっと音数は少ないですが、ピアノアレンジなどではこの響きだけ押さえておけば問題ないと思います。
色々なコードに触れるためにはポップスは、短く簡単な進行の繰り返しなのでお勧めできません。個人的にはフュージョンなどのジャンルを聞いてみるのがおすすめです。電子機器が多くつかわれているためジャズピアノよりも聞き取りやすく、リズムパターンの動きの勉強にもなります。
最初は全然聞き取れないかもしれませんが、そのうちコードが頭の中に浮いてくるはずです。
ちなみにクラシックは譜面と照らし合わせが出来て便利ですが、あまり大きな発見は少ないです。
ゲーム音楽では、チョロQシリーズ、アークザラッドシリーズなどに近い効果がありますので、聞いてみるとよいと思います。