【基礎~応用】ピアノ弾きのための即興伴奏講座
ピアノ 即興
anarchy430 さんから動画お借りしました。
こんにちはー
今回は
「ピアノ弾けるんでしょ?●●弾いてよ!」
という無茶振りからピアノ弾きを救うべく即興演奏の講座のようなものを作りました。
自分は音楽理論を何もやっていません。用語の意味など取り違えているところも多々あるので暖かい目で見守ってやってください。
言い換えれば、理論がわからなくてもこの内容は理解できると思います。
音楽において、伴奏はとても大切な役割を果たします。
伴奏によって主旋律の印象、リズムなどが大きく左右されることになるため、軽視することはできません。
また、ある程度慣れた場合、偏見が上達の邪魔をするため、今のうちに取り払う必要があります。
よくあるものとしては
「旋律=右手、伴奏=左手」
「和音の構成音しか弾いてはいけない」という概念です。
それでは、初級、中級、上級と分けて説明していきます。
-初級-
左手をメインとした、基本的でお手軽な伴奏方法を身に付けます。
慣れたらリズム変化、アクセント変化も取り入れます。
●オクターブトレモロ
速い曲などで多用され、疾走感を出すために手軽なものといえます。
スタッカート、ペダリング、アクセントの位置により、また別の雰囲気になります。
●アルベルティバス
ベートーヴェンなどでよく出る音型です。
バス音を変化させることで一層密度の濃いものになります。
ペダルを使い、高速で弾くことで、大きな音の塊に聞こえるので、保続音の音量調節を表現できます。
●さまざまな伴奏パターン
同じ音型でもリズムや速さを変えるだけで曲の印象がガラッと変えることが出来ます。しかし、これらの方法ばかり使ってしまうと響きが単調になってしまいがちです。もっとメリハリをつけるために、色々な音を積極的に使う必要があります。
-中級-
このあたりから、左右の手の役割を無視し、頭を柔軟に働かせます。
技術的、表現的にも難しくなってくる部分が多くなります。
●スケールを入れてみる
スケールは連続的な雰囲気の上昇、下降などを表現できます。
全音と半音が入り混じっており、綺麗すぎる音にならないのが特徴です。
慣れたら半音階なども入れてみます。
●アルペジオで壮大に
なんといっても一番盛り上がって聞こえる部分にはアルペジオが多用されます。
波を打つように大きなアルペジオでスケールの大きさを表します。
●リズムを再現してみる
ドラムを叩くような気分で、リズムをピアノで再現してみます。
初めてだと難しいですが、色々な曲のリズムパターンを再現していくと、慣れてきて即興演奏に取り入れることが出来ると思います。
-上級-
さらに頭の体操に近い話になります。色んな曲をいろんな方法で、実際に弾いていくと力がついてくると思います。
●音を入れまくる
アルペジオや分散和音を多用して濃い音の塊を作り、その中に曲の特徴を入れていきます。
楽譜の再現をするわけではないのでミスを恐れずに、豪快にいきましょう。
色んな調で練習をし、苦手な調を作らないことも大切です。
慣れてきたらもっと音を増やします。
●複数の旋律を同時に
敢えて複声部ある曲を即興で弾く練習をすることで
「どこに意識を向けたらいいか」を感覚的に掴みます。
ここで大事なのは、冒頭で述べた「旋律=右、伴奏=左」
ということを捨てて「両手で一つの音楽を奏でる」
という意識を持つことだと思います。
●聞かせたい部分を明確にする
途中ミスがありますが、気になさらず。
様々な音が鳴る中で、聞かせたい音をなるべく綺麗にだすように練習します。ここでは旋律を両手を使って弾く練習をしています。
(わかりやすくするために意図的にしています)
いかがでしたか、
まずは、ここまで閉じずに見てくれた方に感謝します。
長ったらしい説明で正直つまんねって感じたと思います。
おそらく音大の方や、理論を勉強した方には当たり前の内容も多かったのではないでしょうか。
大人になってからピアノを始めた方、技術的に無理だと感じても、諦めてはいけません。自分も高校から基礎練習(ハノン)を始めた身です。
幼少期からのクラシック勢には劣りますが、自分なりに練習方法を作って楽しくゲーム音楽やらボカロやらを弾いています。
同じ奏法ばかり弾いても、ピアノは上手くなりません。
右手が速いパッセージを弾けたとして、左手は同じように動きますか?
もしかしたら右手も、中指から小指は満足に動かず、ペダルに頼ってるかもしれません。
クラシックが嫌いな方も、すこしでもいいのでクラシック教本を手に取ってみてください。
クラシックばかり弾く人も、ジャズやポップスの楽譜をさらってみてください。何かが変わるかもしれません。
※最後に
ここまでの内容は、「編曲」を対象にしたものではありません。
本格的な編曲の場合は、これに加えて、また違った知識が必要になります。
それでは
世のピアノ弾きたちの更なる発展を願って
ご視聴有難うございました。